税務署の税務調査を怖がっていてはいけない本当の理由とは!?

税務署の税務調査を怖がっていてはいけない本当の理由とは!?

税務署の税務調査を怖れる理由として、

  • 節税が認められなかったらどうしよう…
  • 不正・脱税がバレたらどうしよう…
  • 多額の追徴税額・罰金を支払わされたらどうしよう…

などなど、税務署の税務調査を怖れるには十分すぎる理由でしょう。

しかし、いつまでも税務署の税務調査を怖がっているようではいけません!

もっと他に考えなくてはならない重要なことがありますので、今一度考えてみてください。

税務署の税務調査が怖い理由

法人でも個人事業者でも、税務署の税務調査は何回経験しても怖いものです。

しかし、その根底にあるのは「見られたくない」「隠したい」「お金を取られたくない」というどこか後ろめたい気持ちではないでしょうか…

  • あの交際費は経費として認められないかもしれない
  • 現金で回収した売上を計上していないことがバレるかもしれない
  • 追徴税額・罰金を支払いたくない

これらの気持ちは本当によく理解することできます。

しかし、税務署の税務調査を怖がるということは、何かしらやましいことがあるという証拠であり、税務署を過度に怖れたり敵対視する原因になってしまいます。

このような状態で何年も事業活動を続けていくのは非常に危険ですので、不正に手を染めることなく正しい申告を心がけていきましょう!

 

税務署の目を気にする必要はない

事業活動の最終的な目的は、お金を稼ぐことであり、税務署の目を気にすることではありません。

一度でも不正・間違いのある申告をしてしまうと、常に税務署の税務調査を怖れることになってしまいます…

しかし、きちんと正しい申告をしてさえいれば、堂々とお金を使うことができますし、追徴税額・罰金などの無駄遣いをするようなこともありません…

そういう意味では、税務署の目を気にするのは精神的にも、金銭的にも良いことはないと言えるでしょう。

また、正しい申告を続けていくことにより、

  • 税務調査に入られるリスク
  • 税務調査に入られた時のリスク

両方のリスクを軽減することができ、税務署の税務調査とは無縁の生活を送ることができるようになります。

税務署の税務調査など一切気にせず、事業活動に専念できるようにしていきましょう!

 

税務署の税務調査を怖がっているとお金を貯めることができない

実は、税務署の税務調査を怖がっている人が見落としがちな決定的な事実があります…

それは、税務署の税務調査を怖がっているとお金はたまらない!ということです。

どういうことかというと、税務署が怖いということは、

  • 無理な節税をしている
  • 脱税をしている

ということであり、そのどちらもお金が貯まるどころか、お金を減らしてしまう行為だからです。

無理な節税はお金を減らしてしまう

日本の税法は、利益に一定の税率を乗じて税金を計算しますので、納税しないとお金を貯めることができません。

つまり、節税すればするほどお金は減っていくということです!

節税しなかったAさん

  • 利益1,000万円×税率30%=税金300万円
  • 利益1,000万円−税金300万円=お金700万円

節税したBさん

  • (利益1,000万円−節税するための経費500万円)×税率30%=150万円
  • 利益1,000万円−節税するための経費500万円−税金150万円=お金350万円

このように、節税すれば支払う税金を減らすことはできますが、最終的に残るお金は確実に少なくなってしまいます…

お金を少しでも貯めていきたいと考えるのであれば、無理な節税は控えて積極的に納税していくという姿勢が必要になってきます。

脱税がバレるとお金は激減する

脱税をすれば、本来支払うべき税金を大幅に減らすことができますので、お金は一時的に貯まることになります。

ただし、お金が貯まるのはあくまでも一時的であり、最終的には激減して、組織存亡の危機に陥ることになってしまいます…

なぜなら、脱税は絶対にバレてしまいますし、バレると追徴税額以外にも超高額な罰金を支払わされるからです!

また、脱税犯として起訴されてしまうと、社会的信用も失墜することになり、まともに事業活動を続けていくことが困難になってしまいます…

このように脱税は、お金を貯めるという行為の真逆の行為になってしまいますので絶対にやってはいけません!

 

お金を貯めることに専念すべき

税務署の税務調査を怖れるということは、いつまでたってもお金が貯まらないということです。

お金を貯めるという行為は、事業活動の本来の目的でもあるため、そこに専念すべきです!

そういう意味でも、脱税はもちろん、無理な節税も極力控えていきましょう。

そして、

  • 税務調査なんか怖くない!
  • いつ税務調査が来ても大丈夫!
  • もう10年以上税務調査が来てないな…

という状態を目指していきましょう。

そうすれば、確実にお金を貯めることができているはずです。

 

税務署が怖くなくなるお金を貯める方法

利益を計上して確実な納税を積み重ねることにより、税務署の税務調査は怖く無くなります…

ただし、闇雲に利益を計上することは得策ではありません。

特に法人の場合は、出口戦略をしっかりと考えて将来に向けた対策をしていきましょう!

法人の3つの出口戦略

  1. M&A
  2. 事業承継
  3. 清算

法人が最終的にとるべき出口戦略は、これら3つに限られます。

どの戦略を採用するかによって、お金を貯める方法が異なってきますので、まずは法人の将来について考えておきましょう。

そして、その戦略に適した対策を10年、20年という時間をかけてじっくりと取り組んでいきましょう!

M&A

M&Aを成功させるためには、投資家に対して「この会社を買いたい!」と思わせなければなりません。

そのためにやるべきことは、

  • 魅力ある事業を手がけること
  • 収益性が確保されていること
  • 健全な財務体質であること

などが基本であるため、できるだけ法人にお金が貯まるようにしていかなくてはなりません!

そのためには、

  • 脱税は論外
  • 無理な節税をせず、法人にお金を貯める
  • 債務超過にならないようにする

ということが必要になってきます。

つまり、法人の出口戦略としてM&Aを選択するのであれば、税務署の税務調査などには目もくれず、法人にお金が貯まるようにしていかなくてはなりません!

事業承継

親から子へ事業承継するためには、法人の株価をある程度コントロールしていかなくてはなりません。

なぜなら、法人の株価が上昇しすぎると、相続が発生した場合に多額の相続税を支払わなければならないからです。

そのためには、法人にお金を貯め過ぎないようにする必要があります!

つまり、M&Aとは全く真逆の対策をしなければならないということです…

  • 法人に利益が出過ぎないように節税する
  • どうしても利益が出てしまうときは、役員報酬を支払う

など、常に微調整をしていかなくてはなりません。

そのためには、税務署の税務調査で問題にならないような税法の運用が必要不可欠です!

毎年の決算・節税対策はもちろん、5年、10年という中長期的な対策も必要になってくるでしょう。

清算

清算とは、M&Aや事業承継などをせずに最終的には法人を閉鎖することであり、そのために必要になってくるのが、絶対に債務超過にしない!ということです。

実は、法人を閉鎖するときに借金が残っていると、その借金を返済するまでは法人を閉鎖することができません…

つまり、債務超過の法人は清算することすらできないということです!

法人の出口戦略として清算を選択するのであれば、全ての資産・負債を処分してもお金が残るようにしておかなければならないのです。

そのためにも、法人にある程度お金が貯まるように調整していく必要があるでしょう。

 

まとめ

税務署の税務調査は、誰にとっても嫌なものですが、それを怖がっていてはいけません…

経営者にとって一番怖ろしいのは、税務署の税務調査ではなく、お金がなくなることです。

そして、税務署の税務調査を怖れているうちは、決してお金は貯まりません!

しっかりと将来を見据えて、お金を貯めるということに専念していきましょう。

 

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