税理士をしているとお客様から「これは経費にできますか？」という質問をよく受けます。
答えは売上を獲得するためのものであればOK、そうでなければNGです。
経費計上の基準
経費の計上には明確な基準があります。
それは売上を獲得するためのものかどうか。
もちろんプライベートなものは売上を獲得するためのではないので経費計上はできません。
税務署的にOKな経費かどうか
お客様の質問の意図が「これは税務署的にOKな経費かどうか」というのはよくわかっています。
ハッキリ申し上げてそれを聞いている時点でNGです！
ただし、それらを経費計上していたとしても100％税務署から指摘を受けるかというと必ずしもそうではありません。
- 税務調査があるかどうかはわからない
- 調査官が見落とすかもしれない
- わかっていても指摘はしてこないかもしれない
理由はいろいろありますが、税務署的にOKかどうかを判断するのは不確定要素が多すぎて非常に判断に迷うところです。
税理士としてはオススメしませんが最終的には納税者の納税意識の問題だと言わざるを得ません。
適正な損益計算ができない
基本的には売上を獲得するためのもの以外のものは経費計上すべきではありません。
それらを経費計上してしまうと税務署的にも問題がありますし、適正な損益計算ができなくなってしまいます。
また銀行から融資を受ける際にも不利になる可能性がありますので無理な経費計上はあまりオススメできません。
