職業柄お客様から家計に関するアドバイスを求められることがあります。
そんな時に私が最初にお聞きするのが「生活防衛資金は貯まっていますか?」ということです。
生活防衛資金とは
生活防衛資金とはもし明日仕事がなくなったとしても数ヶ月~数年生きていけるだけのお金のことです。
一般的には3ヶ月~2年分の生活資金のことをいいます。
- 独身
- 共働き
- 子どもの有無
その人がおかれている状況により必要な金額は異なりますが、私は生活費の半年分くらいは必要ではないかと考えています。
もしものことがあっても半年あればたいていのことは立て直せるからです。
次の段階としての貯蓄・投資
近年、NISAやiDeCoにより投資熱が高まってきています。
これらの税制上の優遇規定は積極的に活用していくべきです。
ただし生活防衛資金がままならない状況から無理に手を出すようなものでもありません。
まずは生活防衛資金の確保を最優先として次の段階として貯蓄・投資を考えるようにしましょう!
事業資金についても考え方は同じ
事業資金についても生活防衛資金という考え方は持っておきたいところです。
災害や疫病によりある日突然売上が無くなってしまうことは誰にでも、どこの会社でも十分に起こりえます。
そうなった時に支払が滞らないように3ヶ月分ぐらいの生活防衛資金=事業防衛資金の確保をしておくとことで不測の事態に対応することができます。
しかし3ヶ月分の事業防衛資金を貯めることは並大抵のことではありません。
まずは1ヶ月分でも構いませんので貯める努力をしていきましょう。