中小企業の経営者が中古ベンツを買うのには理由があります。
それは節税対策として非常に使いやすいからです。
経営者が中古ベンツを買う理由
中小企業の経営者は節税対策として中古ベンツを買います。
なぜ中古ベンツが節税対策として有効なのかというと、そこそこ高額な車を早期に減価償却できるからです!
ベンツに限らず言えることですが、中古資産は新品で購入するよりも減価償却の耐用年数が短くなるため1年間で減価償却費として計上できる金額が大きくなります。
中古資産の耐用年数
中古資産の耐用年数の計算方法は以下の2つになります。
そして車両の場合は法定耐用年数が6年なので4年落ちの車両だと耐用年数は2年(償却率1.000)となり1年間(購入してから12ヶ月間)で全額減価償却することができます。
法定耐用年数の全部を経過した資産
法定耐用年数×20%(端数切捨て、2年未満は2年とする)
法定耐用年数の一部を経過した資産
法定耐用年数-経過年数+経過年数×20%(端数切捨て)
中古ベンツを使用した節税の注意点
このように中古ベンツを買うと購入金額の全額を1年間で減価償却できるので節税対策として非常に使いやすいのですが注意点もあります。
そもそも新品でも中古でも購入金額が同じであれば減価償却費として計上できる合計額に違いはなく、あくまでも計上するタイミングが早くなるというだけです。
その意味では根本的には節税ではなく課税の繰り延べに過ぎません!
またその中古資産を売却する際にはすでに全額を減価償却済みですので売却金額がそのまま利益として課税されてしまいます。
これらの注意点を十分に考慮して計画的に中古ベンツを利用した節税対策に取り組んでいきましょう。