税務調査には2種類の調査があります。
ひとつは通常の税務署による任意調査、もうひとつは国税局査察部(通称マルサ)による強制調査です。
マルサの目的は脱税を起訴すること
通常の税務署の税務調査は納税者に適切に納税をさせるためのものです。
しかし、マルサの調査は脱税を暴いて起訴することです!
根本的に目的が違いますし調査もかなり手厳しいものになります…
ある日突然裁判所の令状を持ってやって来るため恐怖すら感じます。
そうならないためにも以下の2つだけは絶対に守ってください。
- 売上を除外しない
- 架空の経費を計上しない
絶対に売上は除外してはいけない
売上の除外だけは絶対にやってはいけません。
税金を減らすためには最も手っ取り早い方法ですがマルサにかかれば簡単にバレてしまいます。
バレたら即アウト!
完全に脱税行為と認定されてしまいますので絶対にやめておきましょう。
架空経費の計上は非常に悪質である
売上の除外と同様に架空経費の計上も悪質な脱税行為としてとらえられてしまいます。
- ありもしない取引をでっちあげる
- 架空の人件費を計上する
- 領収書などを偽造する
方法は様々ありますがマルサはそのような脱税行為を熟知していますのであっさりと見つかってしまいます。
あまりに幼稚な行為ですので非常に恥ずかしい思いをすることになるでしょう。
意図的に税金を誤魔化したのかが問題
脱税行為があったかどうかの判定は意図的に税金を誤魔化したのかどうかです。
計算間違い・うっかりミスは脱税ではありません。
マルサと言えども故意に税金を誤魔化していないのであれば過度に恐れる必要はありません。